ルーム・トゥ・リードは、子どもの非識字と貧困のサイクルを一世代で断ち切ることを目指しています。
ルーム・トゥ・リードの革新的な識字教育プログラムは、小学校に現地語の本でいっぱいの図書室を設立し、教師や司書に、熱心で若い学習者を授業に参加させる方法をトレーニングしています。2年生の終わりには、ルーム・トゥ・リードの識字教育プログラムに参加している子どもたちは、それ以外の学校の子どもたちと比べて、2~3倍の速さで本を読み、87%の理解度で本を読むことができます。
ルーム・トゥ・リードの識字教育プログラムは、小学校を子どもに優しい学習環境に変え、子どもたちが生涯自立した読書家になれるようにサポートします。
読書一年分を贈る私たちは、相互につながりのあるグローバルなコミュニティの一員として、毎日、読み書きを使っています。書き言葉によって、最高の勝利を祝ったり、深い悲しみを探求しています。また、読み書きを使って、仲間を見つけ、さまざまな視点から議論をしています。 たとえ分裂が激しい時代であっても、拳よりも言葉で闘うことが多いです。 識字きは、私たちがコミュニケーションをとり、つながり、共有された存在を拡大するための大事な枠組みなのです。 しかし、10億人近くの人々が読み書きができないために、対話に参加できません。7億5,000万人の成人が基本的な読み書きの能力がありません。1億2,400万人が学校に通っておらず、低所得国では4人に1人の子どもが読み書きができません。
識字教育プログラムのシニアディレクター クリスタベル・ピントの言葉を借りれば、本は私たちの世界の境界を広げる力を持っています。
良い物語は、自分とは違うほかの誰かの立場になることができ、そうすることで、私たちが共有している人間性を認識し、自分自身を超えた世界を体験することができます。しかし、子ども向けの本は、単なる学習ツールではありません。私たちを楽しませ、教え、夢中にさせ、挑戦させてくれます。
困難な状況で生活している時、本は争いからの休息を与えてくれたり、今ここを超えた可能性への窓を与えてくれます。違いを利用して人々を互いに敵対させる世界では、本は自分自身と他者の両方をよりよく理解するための手段になります。
ルーム・トゥ・リードの革新的な識字教育プログラムは、小学校に現地語の本でいっぱいの図書室を設立し、教師や司書に、熱心で若い学習者を授業に参加させる方法をトレーニングしています。2年生の終わりには、ルーム・トゥ・リードの識字教育プログラムに参加している子どもたちは、それ以外の学校の子どもたちと比べて、2~3倍の速さで本を読み、87%の理解度で本を読むことができます。
暑くて暗い過密状態の教室でなかったとしても、読み書きを習得することは十分に困難です。私たちは、子どもたちが学習に集中できるよう、安全で子どもに適した環境を作るべく、学習スペースの建設と改修を支援しています。 プロジェクトには、過密状態を緩和するための教室の新築や、照明、安全性、換気を改善するための既存スペースの改修、学生らが読書を楽しめるよう図書室の設置などが含まれます。私たちはまた、子どもサイズの家具の調達を支援し、生徒が教材にアクセスして自分で読めるようにするため、どのように教材を配置したらよいかを指導します。
皆様のご支援により、私たちはより迅速に規模を拡大し、世界中のコミュニティを変革することができます。ルーム・トゥ・リードは、2020年末までに2,000万人の子どもたちへの支援を目標にしています。
世界を変える寄付識字教育プログラムは、活動地域において、しっかりと根付き、長期的かつ構造的な変化をもたらすよう設計されています。つまり、地域社会と密接に協力して、ルーム・トゥ・リードが支援を終えた後も学校での活動が長年にわたって持続されるようにしなくてはなりません。プロジェクト計画の初期段階から地域社会と協力しあい、コストを共有することにより地元のオーナーシップを確立するとともに、学校で活動を継続し、本を自分たちで調達するために必要な知識とスキルを提供します。 また、各国の国家レベルでのニーズに対応するため、効果的な識字率向上の取り組みを拡大するよう政府に働きかけ、政府と協力して政府が自国に合ったプログラムを開発できるように支援します。これを可能にするために、私たちは、読書教材の少ない地域社会でも子どもたちの読み書き能力を育てるための世界的な研究とベストプラクティスに基づき、複製可能な方法を使用します。支援校からのデータを政府に見せて、よく考えられた教材とトレーニングがあればどのようなインパクトを実現できるかを理解してもらいます。また、支援校以外にも、多くの子どもたちに政策を普及させ、カリキュラムの改善を推進することができるのです。こうしたパートナーシップを通して、ルーム・トゥ・リードは国の取り組みを支援し、全国でプログラムを持続・拡大させることができます。