遺贈とは

「遺贈」とは、遺言によって、財産の全部または一部を法定相続人または法定相続人以外の人(自然人または法人)に無償で譲渡(贈与)することをいいます。遺言による寄付(遺贈)に加えて、相続財産の寄付、信託による寄付、の3つを総称して「遺贈寄付」と言います。

40歳以上の男女の21%が相続財産の一部を寄付することに関心があるという調査結果がある一方、遺贈寄付の意思のある人のうち、実際に遺言を作成している人はわずか3.9%にとどまると言われています(全国レガシーギフト協会ウェブサイトより)。

ルーム・トゥ・リードでは、世界中の子どもの教育の重要性を想い、男女間の不平等のない世界を願う方のご遺志をつなげていきたいとの思いから、全国レガシーギフト協会にアドバンストレガシーパートナーとして加入しています。

 

寄付した相続財産が非課税になります

遺産を受け継いだ相続人から相続財産を認定NPO法人に寄付すると、寄付をした財産が相続税の課税対象から外れます。

【例】
相続財産1億円のうち、8,000万円を認定NPO法人に寄付すれば、相続税の課税対象額は2,000万円になります。
認定NPO法人への遺産寄付の詳細につきましては、 国税庁ホームページをご参照ください。

※ルーム・トゥ・リードは国際NGO団体です。米ドルをはじめ、さまざまな通貨で遺贈のお受付をしております。Room to Read米国本部の遺贈関連ページはこちら

 

小さな金額からのご寄付も大歓迎です

金額の大小に関係なく、遺贈寄付を受け付けております。遺贈寄付については、しばしば大きな金額を想像されることがありますが、実際には金額に制限はございません。数万円のご寄付や、金融資産の一部等の範囲で遺贈されるご寄付者もたくさんいらっしゃいます。非識字やジェンダー間の不公平のない未来を目指して、できる範囲でご支援をご検討ください。

 

「ルーム・トゥ・リードに遺贈をするには?」まずはご相談ください

  • 多くのご遺贈者が、使途を限定しないご支援を選ばれています。支援内容、支援先のご希望がありましたら、ぜひお聞かせください。
  • 遺言書の作成にあたり、遺贈先として「特定非営利活動法人ルーム・トゥ・リード・ジャパン」と明記してください。
  • 金額の大小に関わらず大切なご遺産をお預かりすることに加え、証券や不動産等、現金に限らない遺贈のご相談も随時お受けします。

遺贈ハンドブック(無料)のご送付、専門家によるお電話での無料相談を承ります。まずはメールにてお気軽にお問合せください。
japan@roomtoread.org

 

ご寄付者の声

国内外の多くの方からご遺贈・遺産によるご寄付をいただいております。

相続財産のご寄付:コシモ・ミケーレ・デ・ルッシスさん(イタリア)

遺産のご寄付を決めたコシモ・ミケーレ・デ・ルッシスさん

遺産をのこされたトマソ・デ・ルッシスさん(写真中央)

「私の叔父であるトマソ・デ・ルッシスの遺産の一部を寄付します。トマソは非凡な教師であり作家で、生涯を教育に捧げました。彼は40年以上にわたり、数えきれないほどの子ども達に影響を与え、彼らの将来を大きく変えました。

残念なことに、トマスは新型コロナウイルスの犠牲者となり、遺品を慈善団体に寄付するよう、私たち遺族に伝える前に亡くなりました。

ルーム・トゥ・リード・ジャパンの活動は、トマスの価値観と深く共鳴し、文字通り、低所得コミュニティの子ども達と少女達を力強くサポートしています。トマスの生涯を将来の子ども達の教育へささげたいと思います。」
(東京マラソン2024チャリティ参加に際し、遺産をご寄付いただきました)

 

遺贈によるご寄付:ジョアン・ベスラミーさん(アメリカ)


ジョアンさんは、マーケティングとビジネス戦略の分野で成功をおさめる一方、女性のための機会、識字率向上、読書に情熱を傾けました。遺言書を作成する際にいくつかの非営利団体を慎重に調べたうえで、ルーム・トゥ・リードに対する遺贈を決意。2020年10月に静かに息を引き取った彼女の遺言には、16,000人以上の子ども達への識字と教育の平等なサポートを提供するご遺志がありました。ジョアンさんが旅立たれた後もそのご遺志は受け継がれ、多くの子ども達が教育を受け、次の世代へのチェンジメーカーとして活躍しています。

 

ご遺贈・遺産のご寄付のお問合せ・ご相談

遺贈ハンドブック(無料)のご送付、専門家によるお電話での無料相談を承ります。まずはメールにてお気軽にお問合せください。
japan@roomtoread.org

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所属団体

全国レガシーギフト協会


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