新型コロナウィルス感染症(COVID-19)への対応

教育再生基金(Education Resilience Fund)について

特に、南アジアで新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の壊滅的な被害が広がっている中、多くのことが私達の手に負えなくなっています。しかし、教育の機会は守らねばなりません。

教育は、困難や喪失に直面している何百万人もの人々にとって、心の安らぎ、安定、そして希望の源です。ルーム・トゥ・リードでは、この困難な時期を乗り越えられるよう、教育に依存する子ども達や家族を支援するために、教育再生基金(Education Resilience Fund)を創設しました。この基金を通じて、世界中の子ども達が学び続けられるよう、最も必要とされる場所と時期にリソースを投入します。この基金を通じて、世界中の子どもたちが学習を続けられるように、最も必要なニーズにリソースを投入することができます。

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南アジアでCOVID-19感染者が急増する中、教育の緊急事態発生

COVID-19は、ルーム・トゥ・リードの最大の支援国であるインドで壊滅的な勢いで広がっており、そのほかの支援国であるアジアの低所得国でも感染者の増加に苦慮しています。

インドでは、ワクチンの普及が遅々として進まず、特に人口密度の高い地域で新たな変異種が急速に発生しています。症例が拡大しているアジアの多くの国では、酸素ボンベや個人用保護具など、COVID-19の治療や封じ込めに必要な医療用品が不足しています。危機的な状況にあるすべての家族やコミュニティに心を寄せています。

ルーム・トゥ・リードは、教育を専門とする組織として、このような状況下でも学習が継続できるよう、できる限りの努力をしています。インドの現地にいる600人以上の職員、COVID-19の苦しみや損失に対処している子ども達とその家族に手を差し伸べ、重要な安全情報と教育リソースを提供しています。昨年開発した遠隔学習の手法は、危機が深刻化する中で、非常に価値があることが証明されています。

家庭での読み聞かせキット、保護者向けハンドブック、読み聞かせビデオ、ラジオやテレビ番組、双方向な音声応答によるストーリーテリングなどのリソースは、子ども達が家庭で「識字の旅」を続けることに役立っています。思春期の少女には、メンターとなるソーシャルモビライザーが積極的に働きかけ、この深刻化する危機を乗り切るためのライフスキルを身につけてもらっています。コミュニケーション力、忍耐力、回復力といった資質は非常に重要であり、私達のチームは、この激動の時代に少女とその家族に必要な均衡と安定をもたらすことができるよう、これらの特性の強化に深く取り組んでいます。

何百万人もの子ども達にとって、この時期は混沌とし、孤立し、恐怖を感じる時期でもあります。私達は、子ども達に継続性、安定性、社会的・情緒的なサポート、学習への積極的な参加を提供するために活動しています。

ルーム・トゥ・リードでは、私達の使命が私達を団結させ、私達の人間性も団結させます。この活動は、グローバルコミュニティの思いやりと寛大さがなければ実現しません。この継続的な危機の中で、教育の再生力を確保するためのルーム・トゥ・リードの活動を支援したいと思われる方は、こちらをクリックしてご支援をお願いします。

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教育を持続させる

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)拡大の間、世界で最も立場の弱い子どもたちの未来を守る

“教育は私たちから唯一奪うことのできないものです。夢を叶えるための鍵になります” ネパールのルーム・トゥ・リード女子教育プログラム奨学生 パルバティ
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数字で見る。COVID-19の教育への影響

16億 - COVID-19が原因で学校閉鎖を経験した子ども達と若者達の人数

4億6,300 - 遠隔学習プログラムが行き届かず、学校に追いつけない、あるいは完全に中退するリスクのある子ども達の数(世界の生徒の31%に相当)

7,200万 - 推定される学習貧困を経験する小学生の人数(学習損失が拡大し続ける中で、10歳までに簡単な文章を読んで理解することができなくなること)

1,000万 - 今後10年間で、パンデミックの影響により児童婚になるリスクがある少女の人数

 

教育は基本的人権

この危機的状況の間、私たちは、生徒の学ぶ権利を守らなければなりません。現在、グローバルコミュニティが直面しているような危機に最善の対応をするために必要なスキルとリソースを構築できるのは、教育を通してだけです。

世界中で、ほとんどの子どもたちの学ぶ機会は中断されていますが、低所得層のコミュニティにいる何百万人もの子どもたちにとって、学校閉鎖は、学びの中断ではなく学びの消失を意味します。

「このデータは、COVID-19感染拡大の影響が世界中の生徒たちの学習に非常に大きな影響を与えることを示しています。なかでも、低所得国とサハラ以南のアフリカの生徒たちが最も打撃を受けるでしょう。これらの国々では、この危機の間、政府が遠隔学習の機会を提供したり、教師たちへの指導を通じて子どもたちへの学習ニーズに応えるということができなくなっています」

ブルッキングス研究所レポート「COVID-19 下の世界の学校閉鎖、政府の対応、学習機会の不平等」(2020年4月14日)

少女たちは特にリスクにさらされている

“失われた進歩は取り戻すのに長い年月を費やします。学校から離れた10代の少女たちは、二度と教育の場に戻ってこないかもしれません。COVID-19からの立ち直るための取り組みの中心に女性と少女を置くことを、各国政府に要請します。男女平等と女性の権利は、この感染拡大を共に乗り越えるために不可欠です” 国連事務総長 アントニオ・グテーレス

COVID-19による女性への影響に関する国連政策報告書は、「思春期の少女が教育の場から脱落し、危機が終わった後でさえ学校に戻らないというリスクがあることを、過去の伝染病の流行が事実として示している」と警告しています。

私たちの女子教育プログラムの奨学生の多くは、低所得層で遠隔地に住んでいるため、今回の危機の結果として、教育を受ける機会を永遠に放棄せざるを得なくなる可能性が特に高いです。経済的に不安定な状況にある少女たちは、学校を卒業すると、 結婚や人身売買、仕事をさせられるリスクにも直面しています。

ぜひご支援ください!

世界にはたくさんの課題がありますが、教育によって、その多くを解決することができます。この激動の時代に、世界中の子どもたちが継続して教育を受けられるよう、ぜひ皆さんのお力をいただければと思います。

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ルーム・トゥ・リードのCOVID-19への対応

ルーム・トゥ・リードは、子どもたちが教育から取り残されないよう、より一層の決意を持ってミッションに向かって取り組んでいます。COVID-19感染拡大の結果として、短期的および長期的な悪影響が生じることを理解しています。

教育が極度の脅威にさらされている国々を支援したのは、今回が初めてではありません。2004年のスリランカでの津波、2015年のネパールでの地震、そして今回のバングラデシュの難民危機の際にも、教育インフラを支援しました。

私たちのチームは危機対応の専門家が率いており、職員は、ルーム・トゥ・リードが活動している国々に住んでいます。彼らは、複雑なコミュニティのニーズや文化を深く理解している現地の人々であり、政府との強い関係を持っているため、活動のインパクトの最大化につながっています。これにより、現地で利用可能な最も強力なツールやメディアを駆使して、子どもたちの学習を促進します。

ルーム・トゥ・リードの遠隔学習プログラムは、世界で最も弱い立場にある子どもたちに不可欠な生命線となっています。私たちの教育への介入は、インターネットに依存していません。私たちが支援する地域の多くは、インターネットに接続できる環境にないからです。 職員たちは、電話、ラジオ、テレビ放送、教材の現物配布など、低所得層の子どもたちが最も利用しやすい媒体を介して遠隔学習を提供しています。

コロナ禍における、ルーム・トゥ・リードの受賞歴のある識字教育およびジェンダー平等への取り組み(2020年)について、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください

最も必要な支援とは

ルーム・トゥ・リードは、子どもたちが教育現場から取り残されないよう、また、貴重な時間を失うことがないよう、プログラムや運営を迅速に適応させています。

  • インターネットに接続できない地域でのラジオやテレビの教育放送など、遠隔学習を促進するための新しい方法の設計

  • 印刷物の配布

  • 職員は電話で少女たちにメンタリングセッションを行い、危機を乗り越えるべく少女たちを精神的に支え、家庭で学業を続けるためのサポート。また、安全で健康的な生活を送れるよう情報提供し、学校に戻ることに関連した課題を解決できるようサポートを行う

  • 教育を中断せざるを得なくなる可能性のある女子生徒のために、職員がリスク要因を特定し、即座に対処するための強力な早期警告システム「リスクと対応ツール」を改訂

  • 図書室の来られない子ども達に本を届けられるようにするため、流通ルートや政府や地域のパートナーとの協力関係を拡大

  • デジタル学習プラットフォーム「リテラシークラウド (English)」の提供を開始。読解レベルと言語で分類された絵本がアップロードされた豊富なオンラインライブラリに加え、教師、児童書作家、国際的な出版界のメンバー、政府向けの読み聞かせビデオや専門的な開発リソースをすべて無料で提供

  • 学校が再開した際にタイムラインを調整し、学習格差を解消するために、学校、教育者、生徒をサポートする準備

  • リモートワークを可能にする技術インフラをサポートし、世界中のプログラムを継続的にサポート

  • 事務所閉鎖時にも財務監査を継続して実施し、財務の健全性と透明性を確保

インドでのCOVID-19 への対応の詳細はコチラ

活動を支援する

COVID-19からの教訓を一つ挙げるとするならば、迅速で順応性を持った対応が必要ということです。多くの非政府組織(NGO)と同様に、ルーム・トゥ・リードでは、対面で行う寄付金集めのイベントを全てキャンセルしたため、収益予想は急減しています。今こそ、皆様からのご協力を必要としています。ご支援をいただくことで、差し迫った教育へのニーズに応えるという最大のミッションを、資金確保のために一時中断することなく、推進していくことが即座に可能となります。