2005年にラオスで活動を開始して以来、ルーム・トゥ・リードは政府と緊密に協力してきました。ラオスでは、インフラの改善、良質な学習教材の提供、および最もサービスの行き届いていない地域において学校を中退するリスクのある子ども達の支援に焦点をあてています
2005年にラオスで活動を開始して以来、ルーム・トゥ・リードは政府と緊密に協力してきました。ラオスでは、インフラの改善、良質な学習教材の提供、および最もサービスの行き届いていない地域において学校を中退するリスクのある子ども達の支援に焦点をあてています
伝統的に、ラオスの49の民族グループの1つ、ラオルームだけが正式な学校教育を受けてきました。パテト・ラオ(1950年代から1970年代にかけての同国における共産主義革命勢力)は、全国共通の言語を普及させるために、1950年代にラオス語を改良し、全国の教育言語として導入しました。このシステムは現在も使用されており、ラオス語を話さない民族グループにとって大きな課題となっています。
ラオスの平均的な子どもは10.8年間学校に通いますが、学校教育に相当する学びはたった6.4年間です。この差の主な要因は、言語の多様性にあります。子ども達は学校ではラオス語で学習しますが、家では全く別の言語を話します。地方のコミュニティに住む子どもにとっては、最寄りの学校に通うために長距離を歩かなければならないこともあり、授業に参加することじたいが困難です。
少女たちは、早期結婚や家事の手伝いへのプレッシャーの中、教育へのさらなる障壁に直面しています。ラオスでは少女の35%は18歳までに結婚します。早期結婚と少女の非識字率の間には強い相関関係があります。これは、児童婚率が高く、識字率が男性より23%低いことからもわかります。