ネパール

ネパール

最初の活動国であるルーム・トゥ・リード・ネパールでは、ルーム・トゥ・リードの初期活動の大半が行われました。識字教育プログラムと女子教育プログラムは全国で成功を収めており、ネパールの子ども達の生活を変えるために、教育環境の変化を促進し続けています。

In our own words(私たち自身の言葉)は、ブリティッシュ・カウンシルがルーム・トゥ・リード・ネパールとユニセフ・ネパールの協力のもと、国のさまざまな地域からの20人の若い作家の夢や声のためのプラットフォームを提供することから始まりました。その選集には「My Heroine」と「Our Lives Today」の2冊が含まれており、ネパール語と英語で入手できます。

Read In our own wordsを読む((英語)

 


移行期にあるネパール

ネパールは南アジアに属し、中国、インド、バングラデシュの間で陸地に囲まれた国です。ネパール語が公用語ですが、最新の国勢調査によると、ネパール語を話すのは人口の45%に過ぎず、母国語として話されている他の言語が123以上あります。ネパールには、少なくとも4つの現地の手話があります。

2018年、ネパールは、連邦および非宗教的な共和国に移行し、歴史的政治上の転換が行われました。 2006年に包括和平合意に署名し、2015年に新憲法に署名した後、2017年、ネパールは17年ぶりに連邦、州、地方の議会選挙を成功裏に開催しました。 2018年2月には、選挙によって選ばれた官僚が就任しました。この連邦主義への移行は、政治的安定に対する楽観をもたらしましたが一方で、新たな政治的課題、人的サービスの提供、インフラ開発、および経済活動の活性化といった課題も山積しています。

広範囲にわたる貧困が残っていますが、ネパールは貧困率の削減において大きな進歩を遂げました。世界銀行によると、国際的な貧困ライン以下で生活している人口の割合は、過去10年間で15パーセントから9パーセントに減少しました。ただし、脆弱性は依然として非常に高く、人口の32%近くが1日1人あたり1.90米ドルから3.20米ドルの間で生活しています。地震や洪水などの気候関連の災害も脆弱性を高めています。特に2015年の地震による破壊は、70万人以上の人々を貧困に追い込み、全体的な社会的状況を悪化させました。

A Country in Transition

ネパールでの活動

ルーム・トゥ・リード・ネパールは、識字能力育成と教育における男女平等を中心に活動するネパールで唯一の組織です。教育省ならびに国家カリキュラム開発委員会と密接に協力して、識字教育プログラムと女子教育プログラムを展開しています。また、教師のための識字指導や子ども達のための読書教材の開発についても専門知識を共有しています。

ルーム・トゥ・リードは現在、バルディヤ郡、ヌワコット郡、カイラリ郡、パルパ郡、バンケ郡の公立学校でこれらプログラムを実施するとともに、ナワルパラシ郡、ピュータン郡、ミャグディ郡、カスキ郡、ラムジュン郡、ダディン郡、チトワン郡、カトマンズ郡、バクタプル郡、ラリトプル郡、カブレ郡、シンドゥ・パルチョーク郡ではこれらプログラムを支援しています。