ルーム・トゥ・リード・タンザニアは政府と協力し、初等教育での識字教育にて最良の結果が得られるよう取り組みを拡大しています。また私たちの活動は、少女達が質の高い教育を受ける権利を守りつつ、彼女達が学校に通い続けられるよう、生活水準を向上させ、国の発展に貢献できるよう支援しています。
ルーム・トゥ・リード・タンザニアは政府と協力し、初等教育での識字教育にて最良の結果が得られるよう取り組みを拡大しています。また私たちの活動は、少女達が質の高い教育を受ける権利を守りつつ、彼女達が学校に通い続けられるよう、生活水準を向上させ、国の発展に貢献できるよう支援しています。
タンザニアは、長年にわたるヨーロッパの植民地支配を経て、1961年に独立した国です。政治的には比較的安定しているものの、依然として高い貧困率、HIVやマラリアの頻繁な流行といった病気の蔓延、インフラの未整備が問題となっています。
貧困率は過去10年間で27%まで低下しましたが、高い人口増加率と貧困層に生まれる人々もいるため、昔から貧困コミュニティで暮らす市民の数は実際には減少していません。世界銀行の報告によると、タンザニアでは約1,300万人が、継続した貧困状態にあるということです。また、政府が教育、保健、水などの社会サービスへのアクセスを拡大する努力を行ってきましたが、これらのサービスの質は低下しています。これは、タンザニアの人口増加がサービスの供給を上回っていることが原因です。
ルーム・トゥ・リード・タンザニアは、ムボメロ、バガモヨ、キバハの地方自治体で活動しており、識字率向上と女子教育の両方に焦点を当てた国内唯一の組織です。ルーム・トゥ・リードによる識字率向上プログラムの導入以降、政府はルーム・トゥ・リードの支援を受けている小学校で、本の貸し出し前に、個人読書、ペア読書、共有読書を行う図書期間を設けました。私たちの識字率向上プログラムは、生徒の家庭にも読書をする習慣をもたらしています。保護者も自分たちの読書のために本を借りるようになり、生涯にわたる自主的な読書のサポートに対するコミットメントを示しています。
タンザニアでは、中等教育への進学時に女子が最も退学しやすいため、女子教育プログラムのスタッフはその兆候をモニタリングしています。退学する危険性が最も高い女子には、親と密に連携し、学校に通い続けることの重要性とルーム・トゥ・リードがいかに支援出来るかを説明します。また、彼女達が情報に基づいて自ら判断ができるように、生きていくために必要なスキルを習得できるよう指導しています。