カンボジアは長年にわたる混乱を経て、教育システムの立て直しにいちから取り組んでいます。その取り組みを支援するため、ルーム・トゥ・リード・カンボジアは識字教育と女子教育プログラムを通して、政府の主要なパートナーとしてカンボジアの教育の質の向上を目指し、活動しています。
カンボジアは長年にわたる混乱を経て、教育システムの立て直しにいちから取り組んでいます。その取り組みを支援するため、ルーム・トゥ・リード・カンボジアは識字教育と女子教育プログラムを通して、政府の主要なパートナーとしてカンボジアの教育の質の向上を目指し、活動しています。
ルーム・トゥ・リードの識字教育プログラムは現在、教育・青年・スポーツ省(MoEYS)と協力して、4つの州の政府系の学校で運営されています。私たちの識字教育プログラムは、子ども達が本を読めるようになることをサポートしています。2018年に行われた2年生の子ども達に対する調査結果では、私たちのプログラムに参加した子ども達が、参加していない子ども達よりも、平均的に2倍以上、流暢に本を読むことができ、かつ、理解が深いということがわかりました。
同様に、2019年の1年生の子ども達に対する結果では、プログラムに参加した子ども達が、参加していない子ども達に比べ、1学年分多くの読書スキルを身に着けていたことが示されています。
私たちの女子教育プログラムの重要な要素の1つは、ライフスキルのカリキュラムです。ルーム・トゥ・リードのソーシャルモビライザー(女子学生のメンターとして活動する地元の女性)は学校がお休みの日にライフスキルを教えていましたが、標準的な学校のカリキュラムの中に私たちのレッスンを統合することにしました。プレイベンとコンポンチャムにある中等学校の教師たちに、ライフスキルについて研修を行いました。その後、コンポンチャムの当局者は、ソーシャルモビライザーから最小限のサポートを得ることで、学校の活動の中で女子のためのライフスキルセッションを実施することを許可しました。現在、我々はさらに、ライフスキル教育を国立中等学校のカリキュラムに統合していくことに取り組んでいます。