カンボジアは長年にわたる混乱を経て、教育システムの立て直しにいちから取り組んでいます。その取り組みを支援するため、ルーム・トゥ・リード・カンボジアは識字教育と女子教育プログラムを通して、政府の主要なパートナーとしてカンボジアの教育の質の向上を目指し、活動しています。
カンボジアは長年にわたる混乱を経て、教育システムの立て直しにいちから取り組んでいます。その取り組みを支援するため、ルーム・トゥ・リード・カンボジアは識字教育と女子教育プログラムを通して、政府の主要なパートナーとしてカンボジアの教育の質の向上を目指し、活動しています。
ルーム・トゥ・リードは、識字率向上プログラムと女子教育プログラムを通じて、カンボジア教育・青少年・スポーツ省(MoEYS)、地方自治体、地域社会、その他の教育団体と協力し、読書習慣の低下や教育における男女不平等など、最近の学習損失に対処し、緩和するために活動しています。ルーム・トゥ・リードのプログラムの主な内容は以下の通りです。 カンボジアでは、MoEYSがルーム・トゥ・リードの図書館モデル(質が高く、子どもに優しい図書館を設立・維持し、読書活動を学校生活に取り入れることを含むアプローチ)を国家教育基準の一部として採用しています。このアプローチを成功裏に展開するため、教師、教育担当官、教員養成大学や地方研修センターを対象に、国や地方レベルでルーム・トゥ・リードの図書館モデルの実施に関する研修を行っています。 また一部の学校では、1年生、2年生、3年生の識字教育カリキュラムの改善に直接取り組み、ルーム・トゥ・リードのモデルの実施について、教師や学校図書館員に継続的なコーチングを提供しています。このような活動を通じて、より多くの子どもたちが、改善されたカリキュラムを受け、質の高い本を読み、トレーニングを受けた教師から学ぶことができるようになりました。読みを学ぶ方法の改善
ルーム・トゥ・リードは、質の高いクメール語の児童書の普及に貢献しています。ルーム・トゥ・リードは、独自の児童書コレクションを開発・出版する一方、地元の作家、イラストレーター、出版社に、より幅広いジャンルの魅力的な児童書を開発する方法を指導しています。 地元の教師やルーム・トゥ・リードのソーシャルモビライザー(プログラム参加者と同じコミュニティで教育を受けた女性)を通じて、女子中高生は個別相談、友人たちとの相談、男女平等のためのライフスキル教育を受けています。主なスキルには、リーダーシップ、回復力、クリティカルシンキングなどがあり、これらのスキルは、女子中高生が自分自身や仲間のために学校に留まり卒業する支えになったりして、困難や人生の重要な決断を乗り越えるのに役立ちます。 カンボジアでは、男子に男女不平等や偏見について学ぶ安全な教育環境を提供するため、ルーム・トゥ・リードはライフスキル・カリキュラムを変革する実地試験を行っています。2023年、カンボジアの教育・青少年・スポーツ省は、ルーム・トゥ・リードのライフ・スキル・カリキュラムをすべての中等教育学校で使用することを採択し、すべての子どもたちに必要不可欠なワークショップとメンターシップの機会を展開する上で極めて重要な一歩を踏み出しました。 ルーム・トゥ・リーダーは、カンボジアの国と地方レベルで教育水準の向上に取り組んでいます。国レベルでは、識字能力とライフスキルのカリキュラムを強化するプロジェクトや政府のイニシアティブに招かれることが多く、教育者向けのガイドラインやリソースを開発したり、ベストプラクティスを地域コミュニティに普及させる政府の教育担当者のための能力開発トレーニングを促進したりしています。 地方レベルでは、学校に直接出向いて、私たちの識字率向上プログラムと女子教育プログラムがどのように効果的に実施できるかを実証し、政府の教育担当官が他の学校を支援して全国で再現できるようなベストプラクティスのモデルを作り出しています。ルーム・トゥ・リードでは現在、教員養成大学とも提携し、教員志望者が質の高い研修を受けられるようにしています。 強固な書籍出版部門の育成
有害なジェンダー規範との闘い
政府との提携