歴史的に低所得層の地域で活動しているルーム・トゥ・リードベトナムの識字教育プログラムの図書館モデルは、多くの学校に導入され、政府機関のパートナーに広く受け入れられています。また、女子教育プログラムはメンタリングを通じてベストプラクティスを普及させ、生活に必要なライフスキルを養成するとともに、親が子どもの教育にかかわることを奨励しています。
歴史的に低所得層の地域で活動しているルーム・トゥ・リードベトナムの識字教育プログラムの図書館モデルは、多くの学校に導入され、政府機関のパートナーに広く受け入れられています。また、女子教育プログラムはメンタリングを通じてベストプラクティスを普及させ、生活に必要なライフスキルを養成するとともに、親が子どもの教育にかかわることを奨励しています。
ルーム・トゥ・リードは2001年に、識字教育と女子教育に関するプログラムを、2か国目の実施国であるベトナムで開始しました。まずはメコン・デルタ地域で活動を始め、北部から中部沿岸地域にわたって活動してきました。ベトナム政府の教育政策は私たちのプログラムに沿ったものであり、私たちは政府と協力して制度改革への支援を充実させてきました。
子ども達に読書習慣を身につけさせるため、私たちが考えた図書館のモデルは、2015年に政府に採用され、2018年6月には全国図書館パートナーシップ・ワークショップを開催して、特に支援を必要としている地域においてどのようにこのモデルを再現するかについて議論しました。
最近では、教育訓練省(MoET)への技術支援を拡大し、学校図書館モデルを大規模に導入しました。2019年には、1年間の開館数としては最多となる、700近くの図書館を開館しました。このプログラムが採用している「私がやる、私たちがやる、あなたがやる」アプローチは、それぞれモデル図書館、協力図書館、拡大図書館を通じて、MoETとのパートナーシップに組み込まれています。このパートナーシップ・モデルは、コミュニティ、政府、学校などの様々な利害関係者が、読書文化の発展の為に情熱を持って働くために役立っています。
2019年にMoETは、ルーム・トゥ・リードとの3年間のパートナーシップに同意し、学校におけるメンター制度を7つの学校で試験導入することになりました。この試験導入の結果は、規模拡大に向けて2021年に評価される予定です。私たちのプログラムやプロジェクトはベトナムの63地域のうち35地域で成功を収め、今後も子ども達の教育及び人生のサポートを続けていく予定です。