ルーム・トゥ・リード・ベトナムが極貧地区で展開している図書室プログラムは他の学校の模範となり、政府の関連機関からも歓迎されています。また、女子教育プログラムはメンタリングにおいてベストプラクティスを普及させ、生活に必要なライフスキルを養成するとともに、親が子どもの教育にかかわることを奨励しています。
ルーム・トゥ・リード・ベトナムが極貧地区で展開している図書室プログラムは他の学校の模範となり、政府の関連機関からも歓迎されています。また、女子教育プログラムはメンタリングにおいてベストプラクティスを普及させ、生活に必要なライフスキルを養成するとともに、親が子どもの教育にかかわることを奨励しています。
世界で最も人口が多く、最も貧しい国の一つであるベトナムは、長い植民地時代と戦争を経て1975年に統一されたものの、その後は貧困、経済的孤立、そして政府による抑圧が続きました。最近になってベトナム経済は改善しており、低中所得国になっています。しかし、都市部の若くて野心的な中流階級と、人口の3分の2を占める農業従事者との間の格差は拡大しており、人口の43%(大半が少数民族)は今も1日2米ドル(約200円)以下で生活しています。
ベトナム政府が最近行っている教育政策は私たちのプログラムと同じ方向を目指すものであり、政府との協力を通してより大きなインパクトを実現することが可能となっています。ベトナムの国家基準ではすべての小学校に図書室の設置が義務付けられており、ルーム・トゥ・リードが学校のサイズに合わせた識字教育プログラムを提供できる素晴らしい機会となっています。そして、図書室プログラムを全国に普及させるため、政府と協力しています。政府は男女平等にも力を入れており、各地域の教育委員会と学校は今では学生にライフスキルを習得させ、少女にメンタリングとカウンセリングを提供する責任を負います。それを支援するため、ルーム・トゥ・リードはベトナムで女子教育プログラムを拡大する計画です。
ルーム・トゥ・リードは現在、タイグエン省、ハティン省、ダクラク省、トゥエンクアン省、バクザン省、ビンディン省、カントー市、ロンアン省、ホーチミン市、ティエンザン省、ヴィンロン省、チャーヴィン省の公立学校で活動を行っています。