ルーム・トゥ・リード・バングラデシュは、2008年に正式に設立され、その1年後からプログラム運営を開始しました。私たちの識字教育プログラムでは流暢さを奨励し、国のカリキュラムにも反映させています。また、女子教育プログラムは、学校を卒業し、重要な意思決定ができるようなライフスキルの開発に基づいて作られています。
ルーム・トゥ・リード・バングラデシュは、2008年に正式に設立され、その1年後からプログラム運営を開始しました。私たちの識字教育プログラムでは流暢さを奨励し、国のカリキュラムにも反映させています。また、女子教育プログラムは、学校を卒業し、重要な意思決定ができるようなライフスキルの開発に基づいて作られています。
バングラデシュでのルーム・トゥ・リードのプログラム開始後、国全体の小学校の識字教育に改善が見られました。2019年に、ルーム・トゥ・リード・バングラデシュは、支援する公立小学校の低学年に関して評価を実施しました。報告書によると、2年生(Grade 2)の59%の子どもが、1分間に45文字以上正しく読む事が出来ました。これは国際的なベンチマークです。
私たちは、コミュニティが自立的に運営する図書館の設立や、ルーム・トゥ・リードの教育指導水準を学校へ導入すること、またプログラム対象でない学校へもプログラムの内容を拡張化・複製化する事を通じて、地元のコミュニティや教育機関のコミットメントを目の当たりにしました。
2019年に、バングラデシュのルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムは、中学卒業試験(SSC)並びに高校卒業試験(HSC)の双方において、大きなな成功を収めました。私たちのプログラム参加者は中学卒業試験合格率が96.11%であったのに対し、全国の合格率は82.20%でした。高校卒業試験合格率は、私たちのプログラムは79.53%と全国の73.93%を超えました。
子どもの結婚が一般的であることが、バングラデシュでの女子教育推進の障壁となっています。ナトレで複数の中学校が地域レベルの会議を開き、女子が議論をリードし、両親や地元のリーダーや先生達を巻き込み、子どもの結婚を止める確約を得ました。2019年に、ルーム・トゥ・リード・バングラデシュは、97件の児童婚と、383件の中退を防ぎました。