ルーム・トゥ・リード・バングラデシュは、2008年に正式に設立され、その1年後からプログラム運営を開始しました。私たちの識字教育プログラムでは流暢さを奨励し、国のカリキュラムにも反映させています。また、女子教育プログラムは、学校を卒業し、重要な意思決定ができるようなライフスキルの開発に基づいて作られています。
ルーム・トゥ・リード・バングラデシュは、2008年に正式に設立され、その1年後からプログラム運営を開始しました。私たちの識字教育プログラムでは流暢さを奨励し、国のカリキュラムにも反映させています。また、女子教育プログラムは、学校を卒業し、重要な意思決定ができるようなライフスキルの開発に基づいて作られています。
バングラデシュ政府は、初等教育を重視し、1990年と2010年に初等教育義務法により8年生までの教育をすべての子どもに義務付けて無償化しました。強力な政策にもかかわらず、バングラデシュの学生は依然として教育への障壁に直面しています。人口の24%は貧困ライン以下で生活しており、特に教育の機会が制限されていたり、学校が不足しているので、通学することが難しく、家族の収入のために働くことが期待されているような農村地域です。
2016年だけでも、多くの教室は過密状態にあり、退学率が高く、生徒の20%近くが小学校を卒業せず、38%が中学校を卒業していません。公立小学校の生徒と教師の比率は34:1であり、多くの生徒は1日4時間しか授業に出席しないため、子どもと教師の両方にとって厳しい環境となっています。
バングラデシュの女子は、5年生までの男子と同じかそれ以上の人数が学校に在籍しており、成績は良好です。しかし、女子の退学率は中等教育レベルで急上昇し、42%の女子が10年生の前に学校を去ってしまいます。
この時期に、ひとりで家を離れることに伴うリスク、家事を手伝わなければならないという考え、早期結婚への圧力などにより、バングラデシュの女子たちの教育への障壁は急激に高まります。ここ数十年の進歩にもかかわらず、バングラデシュの女子の59%は18歳の誕生日前に結婚しており、3人に1人は18歳未満の母親です。女子が学校で適切なライフスキルを身に付ける機会はほとんどなく、中等学校での成功の可能性と社会への参加を制限しています。