ルーム・トゥ・リード・タンザニアは小学校の識字教育で最高の結果が出せるよう、政府と協力して規模に合わせた取り組みを行っています。私たちの仕事には、質の高い教育を受ける女子の権利を守り、学校にとどまれるよう支援し、生活水準を改善して国の発展に寄与することが含まれます。
ルーム・トゥ・リード・タンザニアは小学校の識字教育で最高の結果が出せるよう、政府と協力して規模に合わせた取り組みを行っています。私たちの仕事には、質の高い教育を受ける女子の権利を守り、学校にとどまれるよう支援し、生活水準を改善して国の発展に寄与することが含まれます。
タンザニアは長年にわたる欧州による植民地時代を経て、1961年に独立を果たしました。タンザニアの政治情勢は比較的安定していますが、やはり貧困と蔓延する病気、そして開発の不足に悩んでおり、90%近い国民が1日当たり2ドル以下で生活しています。特に人口の約4分の3が住む農村部は経済的に極めて困窮しています。また、HIVとマラリア感染が頻繁に発生し、タンザニアにおける死因の上位を占めています。
ルーム・トゥ・リード・タンザニアは、ムボメロ、バガモヨ、キバハ協議会地区で活動を行い、識字力育成と女子教育を中心に活動する同国唯一の団体です。ルーム・トゥ・リードの識字教育プログラム導入以来、政府は、ルーム・トゥ・リードが支援する図書室時間を導入しています。これは図書を貸し出す前にペアを組んで互いに読み合う個別の読書指導を行うものです。さらに、識字教育プログラムは子どもたちの家族の読書文化にも変革をもたらしており、子どもの親が今では自分たちのために図書を借りるようになり、生涯自立した読書習慣の育成に向けて意欲を示しています。
タンザニアでは中等教育への進学時が最も少女の退学率が高い時期であるため、女子教育プログラムの職員は特にその兆候を注視しています。退学のリスクが最も高いと思われる女子に関しては、親と密接に連絡して、学校に残ることの大切さと、ルーム・トゥ・リードがいかに支援できるかを強調します。また、少女たちが自ら情報に基づいた決定を行えるよう、必要なスキルを身につけるためのライフスキルも指導します。