ルーム・トゥ・リードの歴史 ルーム・トゥ・リードの活動は、ネパールの農村部に本を寄贈することから始まりました。現在、識字教育と教育における男女平等の機会提供を通じて、何百万人もの低所得国に住む子どもたちの人生を変える、グローバルな組織となりました。
ルーム・トゥ・リードは毎年約100万人の子どもたちの未来に投資しています。より多くの子どもたちに、より早く届けるためにご協力ください。
今すぐ寄付をする ルーム・トゥ・リードは、質の高い教育によってすべての子どもたちが自分の可能性を最大限に発揮し、地域社会や世界に貢献できる世界を目指しています。 教育における識字と男女平等に焦点を当てることで、低所得層のコミュニティに住む何百万人もの子どもたちの生活を変えようとしています。 地域社会、パートナー組織、政府との協力のもと、初等教育における子どもたちの識字能力と読書習慣を育成するとともに、少女たちが学業における成功と、卒業後の豊かな人生のための必要なライフスキルを身につけ、中等教育を修了できるように支援します。子どもの教育が世界を変える®
私達は、世界中の多様な業種出身、教育に情熱を持った人々の集まりです。ルーム・トゥ・リードの多様性に関する規定の実践として、21カ国もの国から1600人以上ものスタッフを雇用しています。
こうしたスタッフのうち88%は、プログラムで支援している国での雇用です。地域の特性に根差した支援プログラムの企画から実践まで行うため、現地の人を採用し、コミュニティに根差した活動を率いてもらいます。
リーダーシップとボード財源を最大限に活用し、パートナーとなる地域社会や投資家、内部の関係者に説明責任を負います。測定可能な高い目標を掲げ、達成状況を追跡します。ルーム・トゥ・リードは常に学び続ける組織であり、計算されたリスクをとり、創造性を駆使して目標を達成します。そしてパートナーシップを土台として持続可能な成長を続け、世界に大きな変化をもたらします。
インパクトと結果ルーム・トゥ・リードの活動内容と財務の効率性はメディアだけでなく、非営利団体や企業セクターのトップからも常に高く評価されています。私たちは、グローバルな教育における革新的なリーダーとして、純粋に優れた評価を得ていることを誇りに思います。私たちの活動とインパクトは、高名なジャーナリストや学識者、政策決定者、他の慈善活動団体から信頼を得ています。
年次報告書・財務情報ルーム・トゥ・リードの歴史 ルーム・トゥ・リードの活動は、ネパールの農村部に本を寄贈することから始まりました。現在、識字教育と教育における男女平等の機会提供を通じて、何百万人もの低所得国に住む子どもたちの人生を変える、グローバルな組織となりました。
1998-2000年 アイディアの誕生 ネパールを旅行中、ジョン・ウッドはとある学校に立ち寄り、450名の生徒に数冊の本を寄贈しました。「いつかまた、本を持ってきてください」との校長先生の言葉を忘れなかったジョン・ウッドは、ディネシュ・シュレスタとの運命的なコラボレーションにより、家族や友人たちから集めた3,000冊の本を持って、ネパールに戻ってきました。 その後、ジョンは勤めていたマイクロソフトを退社。自らの情熱に従って、エリン・ガンジュ、ディネシュ・シュレスタと共同でルーム・トゥ・リードを創設しました。こうして、ルーム・トゥ・リードの世界拠点となる本部がサンフランシスコに開設されたのです。 2001-2005年 発展と改革 活動地域において現地の言語で書かれた児童書がないことに対応するため、持ち前の起業家精神を生かして児童書の出版へと活動の幅を拡大。また、活動が結果重視であって、その結果を具体的な数字で示せるようにするため、活動についての調査、モニタリング及び評価を開始。 ファンドレイジング(寄付金集め)及び啓発活動のため、アメリカ、カナダ、イギリスにおいてボランティア・チャプターを設立。ドレーパー・リチャーズ・カプラン基金とスコール財団から最初の大規模な寄付を頂きました。
2006-2009年 より大規模に、大胆に 2006年、ルーム・トゥ・リードは初めての戦略的計画に着手、2020年までに1千万人の子どもに教育機会を与えることを目標としました。新たな地域への活動の拡大を推進し、活動とモニタリング・評価体制との一体化に努めることを皆さんにお約束しています。 この野心的な目標を達成するため、ルーム・トゥ・リードは活動地域をアフリカ(南アフリカ、ザンビア、タンザニア)に拡大。また、アジアではバングラデシュでも活動を展開。さらに、アメリカ国外では初となるファンドレイジング拠点をロンドンに設置。2008年には、活動の透明性と継続的な改善の証として、ルーム・トゥ・リードとして初となるグローバル・モニタリング・レポートが発行されました。 ルーム・トゥ・リードはニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ジャパン・タイムズといった世界的メディアに掲載された他、ジョン・ウッドはオプラ・ウィンフリー・ショーにも出演。ジョンの著書『マイクロソフトでは出会えなかった天職 僕はこうして社会起業家になった』を通じ、ルーム・トゥ・リードの活動が世界に知られるようになりました。
2010-2014年 高いクオリティに対する評価 ルーム・トゥ・リードの次なる戦略的計画「未来の構想:教育のためのロードマップ」は、より成果を重視したものとなりました。識字教育と女子教育に各プログラムを集約し、識字指導や女子へのライフスキル教育などを強化。目標設定を前倒しし、2015年までに1千万人の子どもに教育機会を与え(5年前倒し)、5千万米ドル規模の組織となることを新たな目標に設定(ともに2015年に達成)。 ルーム・トゥ・リードの女子教育プログラムがPBS(Public Broadcasting Service、全米ネットの公共放送網)のドキュメンタリー番組『Half the Sky』及び映画『GIRL RISING』で紹介され注目されました。ピューリッツァー賞受賞記者、ニコラス・クリストフ氏がニューヨーク・タイムズ誌にルーム・トゥ・リードについてのコラムを2本掲載。そして、ジョンの著書の続編、『僕の「天職」は7000人のキャラバンになった マイクロソフトを飛び出した社会起業家の成長物語』により、活動がより一層知られることとなりました。 ルーム・トゥ・リードはユネスコ孔子識字賞(2011年)及び米国議会図書館で最高の栄誉である「ルーベンシュタイン・リテラシー・アワード」(2014年)の受賞により、世界的に認知されることに。エリン・ガンジュはシュワブ財団の年間最優秀起業家に選ばれ、ジョン・ウッドは世界子ども大賞の名誉賞受賞者に。ルーム・トゥ・リードはNPOの第三者評価機関であるチャリティ・ナビゲーターから10回目となる4つ星(最高ランク)を獲得。 2015-2019年 インパクトの拡大 最新の戦略的計画「インパクトの拡大」は、活動の深化及びリーチの拡大に主眼を置いています。データに基づいた成果と、コア・プログラムを軸とした各施策の合理化・標準化を重視します。また、組織の将来的な成長ための資源動員及び人材確保のための内部投資に注力します。 さらなる活動の拡大のため、現地政府や志を同じくする組織に対し、私たちと同様のプログラム実施に向けたサポートを提供する技術協力ユニットとして、「ルーム・トゥ・リード・アクセラレータ」を立ち上げました。写真は、インドネシアにおけるアクセラレータの活動の様子。 次なる大きな目標は、2020年までに少なくとも1,500万人の子どもたちに教育機会を与えることです。
ルーム・トゥ・リードは、識字教育(図書館及び学校建設、児童書配布)プログラム及び女子教育プログラムをベトナム、カンボジア、インド、ラオス、そしてスリランカ(2004年の津波後)で展開。
ミシェル・オバマ前大統領夫人が、自身の「Let Girls Learn(女子に教育を)」構想の一環としてカンボジアにおけるルーム・トゥ・リードの活動を視察。ちょうどその数か月後、同国では、ルーム・トゥ・リードのプログラムを通じた1千万人の子どもたちへの教育機会提供という目標が達成され、職員・役員・寄付者全員で祝いました。
リーダーシップおよびボード ルーム・トゥ・リードのリーダーは、民間および公共部門のハイブリッドです。物事を必ず成し遂げ、リスクをとりながら結果を出します。 ルーム・トゥ・リードのグローバルリーダーは、国際的な教育、ビジネス、金融の分野で深い専門知識を持っています。ボードメンバーは、大手企業のCEO、業界のリーダー、地域の有力者で構成されています。背中を押し、目標を常に見据え、大きな目標達成を支援しています。彼らのビジョンにより、低所得層のコミュニティに住む何百万人もの子どもたちに生涯にわたって教育という贈り物を提供することができます。 Management Team、Founders、International Directors、Board of Directors、Committes/Regional Boardsについては、こちらから(英語版へ移動します)