インド

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ルーム・トゥ・リード・インドについて、もっと学ぼう

ルーム・トゥ・リード・インドの識字プログラムは、読み書きのスキルと読書習慣の両方を教える国内で唯一の子ども向け学習プログラムです。また、私たちの女子教育プログラムは、女子の中学卒業を支援し、女子教育を推奨する政府機関とともに活動します。


支援を必要とする人々

インドでは、世界全体の非識字人口の約1/3に当たる2億2600万人の人々が文字を読むことができません。6-14才の子どもへの無料の教育を義務化するという教育権利法が2009年に成立したにもかかわらず、不充分な施設や、良質な教育へのアクセスに欠ける事、季節的な移動や性別に対する先入観が、学習レベルの低さやそれに続く高い退学率の要因となっています。

低学年では4.34%の子どもの退学率は、中学生にあがると17.86%にもなります。2018年にUNICEFは、810万人の子どもは学校へ行けず、その大部分は恵まれないグループに属すると推定しました。この傾向を覆す思い切った対策が取られなければ、特に歴史的に物資や機会に恵まれない層で、この数値は上昇し続けると推定されています。

A Population in Need

言語の多様性とジェンダーの不均衡が困難の要因

もう一つの困難の要因が、インドの言語の多様性です。23の公用語と700を超える非公式の言語や方言が、国内全域で話されています。ほとんどのインドの教室は、元々多言語で、子ども達は多くの言葉を話し、それが指導の公用語と異なることが頻繁にあります。子ども達の識字力や教育資源の大きな不足が、これら殆どの公用語や非公式の言語において見られます。

また女子は、教育に関して、学校内外で特有の障害に直面しています。過去20年の間に、女子教育を促進すべく、いくつもの政策措置が取られましたが、いまだ教育にジェンダーの不均衡が残っています。15-18才の青年期女子の約39%は教育機関に通っておらず、約2/3は家事や児童労働に携わっています。また、早期結婚が女子の中学校退学に深刻な影響を与えています。児童婚の3人に1人はインドの少女です。